2014年は南アフリカにとって民主化20周年を迎える祝いの年。1994年に撤廃されたアパルトヘイトの歴史やネルソン・マンデラ元大統領による自由への闘争の足跡を辿る「フリーダム・ルート」で、世界で最も尊敬される英雄の人生の一端に触れ、人生観を変えてしまうほど刺激的なインスピレーションとの出会いを体験しよう。
南アフリカ旅行の醍醐味と言えばやはり大自然と大型野生動物のビッグファイブ(ゾウ、ライオン、バッファロー、サイ、ヒョウ)との出会い。ヨハネスブルグから車でわずか2時間あまりの地点に位置するノースウエスト州のピーランスバーグ国立公園は、古代に形成された火山の噴火口に位置するというユニークな地形条件も手伝って多様性に富んだ植物とビッグファイブをはじめとする多くの野生動物が生息しています。
ヨハネスブルグから車で約45分ほどの地点、世界遺産に登録されている「人類のゆりかご」のエリア内に位置するレセディ文化村ではズールー族、コサ族、ペディ族、バソト族、ンデベレ族による心暖まるカラフルなおもてなしとともにそれぞれの部族の伝統家屋や生活様式に触れることができます。
ヨハネスブルグでは南アフリカの歴史に加えて人類の歴史にも触れることができます。市内から北西へ約30キロメートルに位置するスタークフォンテーンとその周辺エリアは、「人類のゆりかご(The Cradle of Humankind)」としてユネスコの世界歴史遺産に登録されており、ここでは「ミセス・プレス」と称される260万年前の成人女性の頭蓋骨をはじめ、人類の進化の歴史を知る上で重要な手がかりとなる化石の発掘が相次いでいます。
ご紹介した見どころの多くは半日ほどで体験できます。夕方から夜には都会ならでは洗練された雰囲気が漂うヨハネスブルグの洒落たレストランやカフェ、バーで、南アフリカならではの多彩な料理の数々を南アフリカ産ワインとともに思う存分楽しみましょう。またエンターテイメントの中心地であるヨハネスブルグでは活気に溢れたナイトライフも魅力に挙げられ、街のいたるところでジャズ、ロック、ポップス、クウェイト、ヒップホップ、ハウスなど多彩なジャンルの音楽とともに躍動的なリズムも体感できます。