南アフリカの行政の首都であるプレトリアには、南アフリカの最高傑作と呼ばれる建造物、ユニオンビルディングなどを含む数々の歴史的建造物という見所もあるが、日本人観光客にとっては、南アフリカの桜とも言われるジャカランダの花で有名な街。5万本ある薄紫のジャカランダの花が10月に咲き乱れ、日本からもその花を一目見ようと毎年沢山の人々がプレトリアを訪れる。そんなプレトリアに南アフリカと昨年国交樹立100周年を迎えた日本から、その記念イベントの一環として桜の木の植樹が行われた。
交流100周年を記念し、100本の桜の木を南アフリカに植樹するプロジェクトのもと、今月、桜の木が植えられたのはプレトリアにあるO.R.タンボビルディングとジョーニー・マカシニ・ゲストハウスのガーデン。在南アフリカ共和国日本大使も出席し、20本の桜の木の植樹式が催された。昨年から続くこのプロジェクトで桜は、ヨハネスブルグ・ボタにカル・ガーデンと日本人学校に高円宮殿ご臨席のもとに植えられた他、今年の7月には東日本大震災に日本で救助にあたった南アフリカからの救援隊、レスキューSAに感謝の意を表し、ケンプトンにあるレスキューSAのオフィスの庭にも贈呈されている。
南アフリカにとって日本は第3位の貿易相手国であり、多数の日本企業が南アフリカに進出し、雇用の創出に一役をかっている。植樹された桜は南アフリカと日本のこれからも続く友好的な国交の象徴であり、将来ジャカランダに先駆けて、桜の開花が楽しめるようになることが期待されている。
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