South Africa

もっと知りたい南アフリカの魅力

英雄たちが過ごした歴史的遺産 ロベン島

ロベン島は、ケープタウンを訪れる全ての人に是非行ってもらいたい場所の一つです。ロベン島の建物の用途はハンセン病患者の隔離施設や精神病院、国防訓練基地などとして時代と共に変わりましたが、最も知られているのは、ネルソン・ホリシャシャ・マンデラ元大統領(Nelson Rolihlahla Mandela)をはじめとする反アパルトヘイト運動の活動家たちが政治犯として収容された刑務所としてです。

島に足を踏み入れると、世界で最も有名な囚人マンデラが、27年の投獄生活のうち18年間を過ごした独房を見ることができます。ここは、南アフリカの“民主主義の父“に対して、ビル・クリントン元アメリカ大統領やバラク・オバマ元アメリカ大統領を含む全ての人が尊敬の念を抱き、その苦労を目の当たりにする場所です。後に「ジ・アイランド」として知られるようになったこの島で、人種弾圧に反対する闘争のリーダーたちは、アパルトヘイト後の南アフリカの特徴となった政治的な思想を固め、お互いの絆を深めました。この島は、マンデラがアフリカ民族会議のリーダーとして浮上した場所でもあるのです。

マンデラがこの島に到着した1964年の冬に、彼が直面した状況は過酷なものでした。囚人たちは、就寝用のマットとバケツのトイレだけの、小さな牢屋に閉じ込められていました。彼らは毎朝5:30に起き、バケツを空にしてから一日の重労働を始めていました。黒人の囚人たちは、白人とカラードの囚人たちと比べると、粗末な食事を与えられていました。さらに残酷なことに、彼らは家族との接触も禁じられ、一年に一度だけ30分間の面会と、二通の手紙のみに制限されていました。そんな投獄生活の中、次世代に南アフリカの政治指導者となる囚人たちが、討論と話し合いに多くの時間を費やしました。家族や友人から隔離されたマンデラを筆頭に、ウォルター・シスル(Walter Sisulu)、ゴヴァン・ムベキ(Govan Mbeki)、アーメッド・カスラダ(Ahmed Kathrada)らの多くの囚人たちは、自分たちは鋼の男であり、新しい南アフリカへの希望を絶対に諦めないことを誓いました。このことから、ユネスコの世界遺産委員会は、この場所を「人間の精神の勝利」の地として世界遺産に登録しました。

現在、ロベン島刑務所の建物は、ロベン島博物館となっています。ロベン島への通常ツアーは、ケープタウンのV&Aウォーターフロントのネルソン・マンデラ・ゲートウェイからスタートします。ツアーは、合計約3時間半 (フェリー移動:片道30分)かかります。元政治犯囚人がガイドとして島内を案内し、当時の監禁生活を鮮明に描写してくれます。ロベン島の歴史を45分間のバスツアーで見て回ることもできます。

世界有数の文化的世界遺産である南アフリカのロベン島は、その悲劇や歓喜の歴史と、最も屈辱的な状況での信念と精神の強さを証明する地として、忘れられない行き先となります。魂を揺さぶる旅となるでしょう。

【旅のヒントと企画情報】
◆問い合わせ先
ロベン島博物館
電話: +27 (0)21 409 5100
Eメール: infoi@robben-island.org.za

ネルソン・マンデラ・ゲートウェイ
電話: +27 (0)21 413 4200

◆行き方
ケープタウンのV&A ウォーターフロントにあるネルソン・マンデラ・ゲートウェイからフェリーで。搭乗ゲートは出発10 分前に閉まります。

◆ベストシーズン
春 (9月と10月) と夏 (11月から2月) 。雨の多いケープの冬は海が荒れ、フェリーが欠航になる場合もあります。

◆地域周辺
ケープ半島を周る一日ツアーもおすすめ。詳細はケープ・ポイント・ルートのウェブサイトを参照してください。

◆おすすめツアー
ロベン島ツアーには、テーブル・ベイを航海する往復のボート・トリップ、元政治囚人がガイドする元刑務所、ガイド付きの45分間のバス移動、そしてイスラム教のモスクや博物館のショップなどの散策が含まれます。

◆周辺情報
ガイド付きのツアーで、バスで島中を周ります。

◆予算
ロベン島博物館のツアー料金:大人R250、18歳未満の子供R120

◆滞在期間
ロベン島の通常ツアーの所要時間は3時間半。片道30分のフェリーの時間も含まれます。

◆持ち物
ウォーキング・シューズ、カメラ、帽子、そして日焼け止めをお忘れなく。

◆宿泊施設
V&Aウォーターフロント周辺には、数多くの宿泊施設があります。

◆食事

V&Aウォーターフロントにある様々なレストランで、シーフードやお肉料理、ファーストフードなども楽しめます。

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